全体像をつかむ

フックモデル

きっかけ、行動、変動する報酬、投資の4段階を繰り返すと、製品の利用が習慣になるという設計モデル。

実務の枠組み設計を考えるための整理です。効果を直接確かめた研究は限られます。

たとえば

通知を見る、アプリを開く、新しい投稿がある日もない日もある、自分も投稿する。投稿すると、次の通知が届く。

なぜ効くか

利用者が時間やデータを投資するほど、次のきっかけが生まれ、通知がなくても自分から思い出して使うようになる。ただし習慣ができるまでの日数には大きな個人差がある。日常の健康行動を調べた研究では、中央値が66日、幅は18日から254日だった。

Webでの使い方

再訪の施策は「次に来る理由」と「来たときの小さな発見」を組で作る。保存した条件や作りかけのデータなど、利用者が投資したものを次回の入口にする。

逆効果になる条件

利用者の利益にならない習慣を作ると、依存を助長するという批判を受ける。著者も、作り手自身が使い、利用者の生活を良くする製品に限って使うよう述べている。

根拠

  1. きっかけ、行動、変動する報酬、投資の4段階で、習慣になる製品の設計を説明した。

    Eyal, N. (2014). Hooked: How to Build Habit-Forming Products. Portfolio. 資料を開く

  2. 96人が毎日の新しい健康行動を続けた記録から、自動的にできるようになるまでの日数を推定した。モデルが当てはまった参加者の中央値は66日、幅は18日から254日だった。

    Lally, P., van Jaarsveld, C. H. M., Potts, H. W. W., & Wardle, J. (2010). How are habits formed: Modelling habit formation in the real world. European Journal of Social Psychology, 40(6), 998-1009. 資料を開く

古典とつなぐ

つながりは当サイトの編集上の見立てで、研究の結果ではありません。原文の意味は古典のページで確かめてください。

苟日新,日日新,又日新。

一日新たにできたなら、毎日新たにし、さらに新たにせよ、という銘。来るたびに少し新しいものに出会えることが再訪の理由になる、という考え方と重なる。

大学 伝2章:日々新たにする →

この理論を使うパターン

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