人とのつながり
社会的比較とランキング
人は自分の能力を他人と比べて評価する。ランキングは努力を引き出すが、意欲を下げる場合もある。
結果が分かれる追試やメタ分析で結果が分かれています。効果を前提にしないでください。
たとえば
歩数アプリで友達より少し少ないと、もう少し歩こうと思う。
なぜ効くか
Festingerは、客観的な基準がないとき、人は他人と比べて自分を評価すると考えた。ランキングを使った実験では、参加者がランキングの上位を自分の目標にし、難しい目標を与えたときと同じくらい作業量が増えた。
Webでの使い方
全体のランキングではなく、自分の前後数人だけを見せる。過去の自分との比較(自己ベスト)を基本にし、他人との競争には参加を選べるようにする。
逆効果になる条件
下位が固定されたランキングは、多くの人に「勝てない」と伝えることになる。量を競わせると、量は増えても質は上がらないことがある。
根拠
客観的な基準がないとき、人は似た他人と比べて自分の意見や能力を評価すると提案した。
Festinger, L. (1954). A theory of social comparison processes. Human Relations, 7(2), 117-140. 資料を開く
ランキングは、難しい目標を与えたのと同じくらい作業量を増やした。参加者はランキングの上位を目標として扱っていた。
Landers, R. N., Bauer, K. N., & Callan, R. C. (2017). Gamification of task performance with leaderboards: A goal setting experiment. Computers in Human Behavior, 71, 508-515. 資料を開く
バッジとランキングを使った授業では、内発的動機と満足度が下がった。著者は、ランキングによる比較が一因になった可能性を挙げている。
Hanus, M. D., & Fox, J. (2015). Assessing the effects of gamification in the classroom. Computers & Education, 80, 152-161. 資料を開く