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Circleback MCPをClaude Codeにつなぐ:読み取り専用の設定案と取得範囲

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SaaSの導入・連携

AIに仕事の続きを渡すために、会議の原文、未完了の宿題、確認できない項目をどう残すか。導入判断と連携実装を掘り下げる。

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Slack huddleや会議で決めたことを、Claude Codeでの作業中に確かめたい。Circleback MCPは会議の検索、議事録、時刻付きの文字起こし、未完了のアクション項目をAIから参照するための接続先になる。毎回コピーする代わりに、必要な会議と発言を絞って取得する使い方だ。

接続の公式手順はHTTPサーバーを追加し、OAuthで認証するもの。ただし、標準の接続を読み取り専用だと考えてはいけない。2026年10月19日の未認証試験では、401応答が user user:write を要求した。この記事では接続手順と権限を分けて確認する。

試したのは未認証の公開メタデータ取得と、Claude Code 2.1.303への設定登録までだ。OAuthログイン、同意画面、認証後のツール呼び出し、実会議でのMCP運用は検証していない。user だけを要求する設定もCirclebackで読み取り専用として動くことを確認したものではない。

Circleback MCPをClaude Codeに追加する

Circlebackの公式手順は次のとおり。

claude mcp add --transport http circleback https://circleback.ai/api/mcp

Claude Codeの対話セッションを開き、/mcp からCirclebackを選んで認証する。Claude Codeの公式資料には、シェルから認証フローを始めるコマンドもある。

claude mcp login circleback

claude -p ではOAuthフローを実行できない。先に対話セッションでサインインしてから使う。これは読者が行う接続手順で、今回の試験ではサインインしていない。

local・project・userは設定を置く範囲

--scope はClaude Code側の設定の保存先を選ぶ。Circlebackのデータ権限やOAuthのscopeとは別の指定だ。

設定のscope 保存先と使える範囲
local(既定) ~/.claude.json。現在のプロジェクトだけで使い、共有しない
project プロジェクト直下の .mcp.json。バージョン管理で共有できる
user ~/.claude.json。自分の全プロジェクトで使う

チームで設定ファイルを共有するなら、追加時に --scope project を付ける。

claude mcp add --transport http --scope project circleback https://circleback.ai/api/mcp

隔離した試験用フォルダでこのコマンドを実行すると、.mcp.json が作られ、状態は Pending approval になった。公式資料では対話セッションでproject設定のサーバーを使う前に承認を求める。この承認はOAuthの同意とは別だ。claude -p、Agent SDK、クラウドセッションではその承認画面を出せず、project設定を承認なしで読み込むため、.mcp.json の承認を全実行方式に共通する防止策とは考えない。

401応答で書き込み権限の要求が分かった

2026年10月19日17:55 JST、認証なしで initialize をPOSTしたところ、HTTP 401と次のヘッダーが返った。ログインに失敗した記録ではなく、未認証の要求に対する応答だ。

WWW-Authenticate: Bearer realm="OAuth", resource_metadata="https://circleback.ai/.well-known/oauth-protected-resource/api/mcp", scope="user user:write"

ヘッダーが示す保護対象リソースのメタデータと、認可サーバーのメタデータは、どちらも scopes_supported に user と user:write を掲載していた。認可サーバーにはクライアント登録先、PKCEのS256、公開クライアント向けの認証方式 none も記載されていた。これらは公開設定の観測で、権限を取得した結果ではない。

Circlebackの公式ツール一覧には、読み取りと書き込みの両方がある。UpdateMeeting、CreateActionItem、UpdateActionItem、DeleteActionItem、タグの作成・変更・削除はデータを変える。ShareMeeting にはリンクを知る全員への共有も含まれる。公式資料は、変更するツールには書き込み権限が必要で、接続時にCirclebackがその権限を求めると説明している。Circleback MCPのツールと権限

読み取り専用を試すならoauth.scopesを固定する

Claude Codeには、認証時に要求するscopeを oauth.scopes で固定する設定がある。値はスペース区切りの文字列で、自動検出されたscopeより優先される。次は .mcp.json で user だけを要求する案だ。

{
  "mcpServers": {
    "circleback": {
      "type": "http",
      "url": "https://circleback.ai/api/mcp",
      "oauth": {
        "scopes": "user"
      }
    }
  }
}

今回のCLI試験では同じオブジェクトを claude mcp add-json --scope project に渡せた。しかし、設定を受け付けることと、Circlebackがその権限で動くことは別だ。Circlebackの公式資料はuser と読み取り専用の対応を明記していない。同意画面から書き込み権限が消えるか、user だけで読み取りツールを使えるかは未検証だ。

確認するときは、既に認証済みなら /mcp の Clear authentication で認証を消し、設定を反映してからサインインし直す。同意画面が求めるデータと変更権限を読み、書き込み権限が残っていれば、読み取り専用になったとは判断しない。

次に、閲覧可能なテスト用会議を SearchMeetings などで読めるかを確かめる。書き込みの拒否まで試す場合は、成功しても差し支えないテスト用データを使う。Claude Codeの資料では、固定したscopeが足りずサーバーが403 insufficient_scope を返すと、呼び出しは needs additional permissions の案内で失敗する。Circlebackで実際にその拒否になるかは今回確認していない。失敗を解消するためだけに user:write を追加しない。Claude Codeのscope制限

ツールを実行する際の許可プロンプトも別の確認箇所になる。読み取り中心で使うなら、書き込みツールへの包括的な許可を与えず、実行するツール名と引数を確認する。scope制限の確認が済むまでは、このプロンプトも使って変更を止める。

接続を削除する場合は、保存した範囲に合わせて claude mcp remove circleback を使う。project設定なら次のコマンドになる。公式資料によると、remoteサーバーの削除時には、そのサーバー用に保存したOAuthトークンとクライアント登録も削除される。

claude mcp remove circleback -s project

会議だけを探し原文と日付を引き継ぐ

読み取りで仕事を続けるときは、対象を会議、発言、残っている作業の順に絞る。次はCircleback公式一覧の読み取りツールだ。

ツール 取得する情報と依頼の例
SearchMeetings 日付や話題から会議を探す。「先週のリリース相談の候補を出して」
ReadMeetings 議事録、本人のprivate notes、参加者、アクション項目などを読む
SearchTranscripts 関連発言を時刻付きで探す。「延期を決めた発言を探して」
GetTranscriptsForMeetings 指定会議の文字起こしを話者ラベル・時刻付きで取得する
SearchActionItems キーワード、未完了・完了、担当者などで作業を探す

ReadMeetings は共有の議事録だけでなくprivate notesも含むと説明されている。また、サーバーの一覧には SearchEmails や SearchCalendarEvents もある。会議検索だけの権限だと決めつけず、同意画面と公開されるツールを確認したい。今回の未認証試験では、アカウントごとに実際に見えるデータの範囲は確認していない。

MCPを設定しても、録音・保存されていない相談の原文を取得できるようにはならない。Slack huddleを残す段階の条件は、huddleと議事録同期の記事を参照してほしい。AIへの依頼はたとえば次のようにする。

読み取りツールだけを使い、先週のリリース相談に関する会議候補を出してください。
対象会議を選んでから、延期についての発言と、その後の決定を探してください。
会議名・日付・元の発言の時刻を添え、提案と決定を区別してください。
未完了のアクション項目は担当者も示し、担当者なしは未割り当てのまま残してください。
会議・タスク・共有設定は変更しないでください。

これは依頼文の例で、実会議での成功結果ではない。「AIに仕事の続きを渡す」ために残したいのは、要約だけでなく、何を根拠に次の作業を始めるかだ。担当者なしを自分の宿題に変えない扱いは、Webhookからタスクへ渡す実装でも説明した。

全文を一度に取らず会議から絞る

Claude CodeはMCPの出力が10,000トークンを超えると警告し、既定では25,000トークンに制限する。上限の設定名は MAX_MCP_OUTPUT_TOKENS。長い文字起こしをまとめて取る前に、会議候補を検索し、対象を選び、必要な発言や特定会議の全文を読む順にする。MCP出力の制限

FreeのMCP対応と30日の履歴は別の条件

2026年10月19日の公式料金ページでは、FreeにもAPI・MCP・CLIへのアクセスが含まれていた。一方、会議と録画の履歴は30日。MCPに接続できても、過去の決定をいつまでも引ける条件ではない。

Proには会議履歴の上限がなく、録画の保存は1年と表示されていた。会議履歴と録画保存を同じ期間だと考えない。プラン内容は変わり得るため、必要な会議の日付と契約時点の条件を確認する。この記事では月額料金を比較しない。

認証せずに公開設定を確かめるサンプル

circleback-mcp-discovery.mjsを保存すると、Node.js 22以降またはBunで同じ種類の確認ができる。追加パッケージは不要。資格情報を送らず、クライアント登録も行わない。

node circleback-mcp-discovery.mjs
bun circleback-mcp-discovery.mjs
# URLは省略可能。指定する場合も資格情報を含まないHTTPS URLを使う
node circleback-mcp-discovery.mjs https://circleback.ai/api/mcp

処理は未認証の initialize、401ヘッダーが指すメタデータ、先頭の認可サーバーのメタデータの3リクエストだ。応答status、各scope、challengeが書き込みscopeを要求するか、user だけの設定案をJSONで出力する。401以外、欠けたヘッダー、不正な形式、メタデータ取得の失敗では停止する。URL引数を使う場合は、その接続先とメタデータが指す取得先へ通信する。ログインやツールの実行へ進むコードはない。

2026年10月19日にNodeとBunで実行したところ、どちらも401、user と user:write、challengeRequestsWrite: true を返した。readOnlyVerified は常に false と表示する。公開設定の発見と、認証後の読み取り専用動作の検証を混同しないためだ。

他の連携を合成データで試すなら共通デモ、入力・出力と必要ファイルを選ぶならSaaS Workflowsから進める。

よくある質問

Q. Claude Codeへ追加するコマンドは?
claude mcp add --transport http circleback https://circleback.ai/api/mcp で追加し、対話セッションの/mcp、またはclaude mcp login circlebackで認証します。claude -pではOAuthを実行できないため、先に対話でサインインします。今回ログインは検証していません。
Q. 読み取り専用で使えることは確認済みですか?
Claude Codeのoauth.scopesをuserに固定する設定案はあります。CLIが設定を受け付けることは確認しましたが、Circlebackの同意画面が書き込み権限を省くか、userだけで読み取りが動くかは未検証です。公式資料もuserと読み取り専用の対応を明記していません。ツールごとの許可も確認してください。
Q. 何を読めてどの操作がデータを変えますか?
公式一覧では会議、private notes、時刻・話者付き文字起こし、未完了・完了や担当者で絞るアクション項目を読めます。メール・カレンダーの検索ツールもあります。会議更新、共有、タスクやタグの変更には書き込み権限が必要です。アカウントごとの取得範囲は今回未検証です。
Q. Freeでも過去の会議をMCPから検索できますか?
2026年10月19日の料金ページではFreeにもAPI・MCP・CLIが含まれますが、会議と録画の履歴は30日です。Proは会議履歴が無制限で、録画保存は1年です。接続可否と履歴の期間を分けて、契約時の条件を確認してください。
Q. 長い文字起こしが返らないときは?
Claude CodeはMCP出力が10,000トークンを超えると警告し、既定の上限は25,000です。設定名はMAX_MCP_OUTPUT_TOKENS。まず会議候補を絞り、関連発言や特定会議の文字起こしを取得します。